粉瘤(アテローム)|郡山駅から車で北に8分の整形外科・内科・形成外科・リハビリテーション科

疾患について

Knowledge

整形外科を受診される患者さんに比較的多くみられる病気や病態を掲載しました。ほかにも数多くの疾患や病態がございますので参考程度にご覧ください。
当院では皆さま個々の症状を診察したうえで必要に応じて検査を行い治療します。お身体に変調がみられましたらご相談ください

お身体の気になる部位を選んでください。

全身・その他に多くみられる疾患

粉瘤(アテローム)

皮膚の内側に袋状の構造物(嚢腫)ができ、皮膚から剥がれ落ちるはずの垢(角質)や皮脂が袋の中にたまってしまってできた腫瘍のことです。たまってしまった内容物は自然には袋の外に排出されず、時間とともに少しずつ大きくなってきます。

症状

外観はやや盛り上がった数mmから数cmのしこりで、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、そこから悪臭を伴った内容物がでてくることがあります。
炎症を伴うと赤みや腫れ、痛みがでることもありますが、炎症を伴わなければしこり以外に特に自覚症状はありません。

治療

炎症を伴わず、痛みなどの自覚症状がなければ特に治療をしなくても構いません。しこりが大きく、整容面で気になる場合や、炎症を伴って痛みがある場合には手術で切除します。大きいものでなければ、局所麻酔による日帰り手術が可能です。局所麻酔後、しこりの表面を紡錐形に切開して、内容物ごと嚢腫を摘出します。

(参考:公益財団法人日本皮膚科学会ホームページ)