巻き爪・陥入爪|郡山駅から車で北に8分の整形外科・内科・形成外科・リハビリテーション科

疾患について

Knowledge

整形外科を受診される患者さんに比較的多くみられる病気や病態を掲載しました。ほかにも数多くの疾患や病態がございますので参考程度にご覧ください。
当院では皆さま個々の症状を診察したうえで必要に応じて検査を行い治療します。お身体に変調がみられましたらご相談ください

お身体の気になる部位を選んでください。

足(あし)に多くみられる疾患

巻き爪・陥入爪

巻き爪は爪が内側に巻いて曲がってくる状態です。爪の曲がりだけで痛みなどの症状を引き起こさない場合もあります。陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込んでしまうことで痛みや炎症が生じる状態です。多くの場合、足の親指の爪に発生し、歩行や靴の装着時に痛みが強くなります。症状が進行すると、炎症が悪化し、化膿や出血を引き起こすこともあります。

原因

陥入爪は以下のような原因で発生することが多いです。

・爪の切り方:爪を深く切りすぎることや、角を丸めるように切ることで、爪が皮膚に食い込みやすくなります。
・圧迫や摩擦:サイズの合わない靴やハイヒールなどの靴の圧迫が原因になることがあります。
・遺伝的な要素:爪の形や足の骨の構造が影響し、陥入爪になりやすい人もいます。
・外傷や感染:爪の外傷や、細菌感染による炎症が引き金となることもあります。

治療方法

陥入爪の治療は、症状の重症度に応じて異なります。軽度から中度のケースでは保存的療法が行われ、重症の場合は外科的処置が検討されます。

○保存的療法
 ・爪矯正具の使用:爪の端が皮膚に食い込むのを防ぐため、矯正具やワイヤーを装着して、爪を正しい方向に誘導します。
 ・テーピング:患部を保護し、痛みを軽減するためのテーピングを行います。
 ・抗菌薬:感染が疑われる場合、抗菌薬や消毒剤を使用して症状の悪化を防ぎます。

○外科的治療
 ・爪部分切除術:皮膚に食い込んでいる部分の爪を部分的に切除し、痛みを軽減させます。
 ・爪床形成術:陥入爪の再発を防ぐため、爪の成長方向を矯正する手術を行うこともあります。爪の根元の一部を除去することで、爪が食い込みにくい形状に調整します。

予防方法

陥入爪を予防するためには、以下のポイントに注意することが大切です。

・爪はまっすぐに切り、角を丸めすぎないようにします。
・足に合ったサイズの靴を選び、圧迫が少ない靴を履くように心がけましょう。
・足を清潔に保ち、定期的なケアを行うことも重要です。

当院では、陥入爪の痛みや再発にお悩みの患者さまに対し、丁寧な診断と適切な治療を提供しています。まずはお気軽にご相談ください。