頚椎椎間板ヘルニア|郡山駅から車で北に8分の整形外科・内科・形成外科・リハビリテーション科

疾患について

Knowledge

整形外科を受診される患者さんに比較的多くみられる病気や病態を掲載しました。ほかにも数多くの疾患や病態がございますので参考程度にご覧ください。
当院では皆さま個々の症状を診察したうえで必要に応じて検査を行い治療します。お身体に変調がみられましたらご相談ください

お身体の気になる部位を選んでください。

首(くび)に多くみられる疾患

頚椎椎間板ヘルニア

頭と背骨をつなぐクッションの役割をしている「椎間板」が首の後ろの方にに飛び出すことによって起こります。
30~50歳代に多くみられ、特に原因もなく発症します。また悪い姿勢での仕事やスポーツなどが原因となることもあります。
飛び出す場所により、神経根の圧迫、脊髄の圧迫あるいは両者の圧迫が生じます。

症状

継続して首や肩、腕に痛みやしびれたり、指を使う動作がうまくできなかったりします。また、足がもつれたり上手く歩けなかったりすることもあります。
■ご注意■
しびれが左半身や右半身にだけあらわれる、言語障害が出る、ひどい頭痛がする等の場合は、迷わずに救急車を呼んでください。「脳卒中」の可能性があるため、一刻を争います。

治療

症状により「手術を伴わない保存療法」と「手術による治療」があります。

保存療法では理学的療法として頸椎牽引やマッサージ、カラーによる首の固定などを行います。しかし症状がよくならない場合もあり、十分な観察を行わなければなりません。
同時に痛みが強い場合には筋弛緩剤や消炎鎮痛剤を使用します。
お薬でも痛みが取りきれない場合、神経根ブロック注射を行うこともあります。

保存療法でも改善が見られない場合や症状が進んでしまっている場合は、当院の連携施設にて手術治療を行うことになります。
手術は全身麻酔を使用し飛び出ている椎間板を切除する処置を行います。手術時間は概ね2~3時間程度が大半です。

手術を行った場合の経過

術後はおよそ10日~2週間で退院できます。入院期間中も退院後もリハビリテーションが必要になりますが、概ね1~2ヶ月でお仕事などに復帰できます。
退院後3ヶ月~12ヶ月程度は定期的に経過を診ることが必要になります。