石灰沈着性腱板炎|郡山駅から車で北に8分の整形外科・内科・形成外科・リハビリテーション科

疾患について

Knowledge

整形外科を受診される患者さんに比較的多くみられる病気や病態を掲載しました。ほかにも数多くの疾患や病態がございますので参考程度にご覧ください。
当院では皆さま個々の症状を診察したうえで必要に応じて検査を行い治療します。お身体に変調がみられましたらご相談ください

お身体の気になる部位を選んでください。

肩・背中(かた・せなか)に多くみられる疾患

石灰沈着性腱板炎

肩を動かす腱板や腱板周囲の組織に石灰(リン酸カルシウム結晶)が沈着することによって、炎症が生じ、痛みが起こる疾患です。石灰が沈着する原因は明らかになっていません。

症状

突然の肩関節の激痛で発症します。痛みは強く、肩関節を動かすことも困難となります。急激な痛みは徐々に軽減してきますが、半年間以上痛みが続く場合もあります。

治療

痛みに対して、お薬による治療(痛み止めの内服や外用剤)を行います。お薬で痛みがとれない場合、肩関節に炎症を抑えるステロイド注射を行います。また、腱板に沈着した石灰を超音波ガイド下に穿刺吸引する治療も行います。これは、レントゲンでは写らない腱板を超音波(エコー)を用いて確認し、そこに沈着した石灰を吸引、除去する治療です。